ステイタスバーに途中経過を表示する
マクロで複数のファイルを読ませる場合、経過をステイタスバーに表示しましょう。現在の処理状況が分かるようになります。また、Excelの長所である入力の自由度の高さによって生まれる例外データによって途中で異常終了した場合には、 問題のあるファイルが分かりやすくなります。
●ステイタスバー表示
Application.StatusBar = “(" & ファイル件数 & “)" & ブック名 & “(" & シート件数 & “)" & シート名 & “読込"

ExcelはそもそもGUIの表計算ソフトだったので、 メインフレーム的なバッチ処理は想定外だったと思われます。しかし、CPUの性能が進化し、今ではVBAの書き方をちょっと工夫すれば、昔の汎用コンピューターでおこなっていたようなバッチ業務もExcel単体で十分リプレイスすることが可能です。
筆者が80年代にコンピューター室に勤務していた頃は、JCLを起動したあと、COBOLのプログラムがコンソール画面に表示するメッセージでエラーの有無を確認して問題が無ければ、磁気テープに書き込んでいました。 Excelでバッチ処理をおこなうなら、コンソール画面に替わるものとして、ステイタスバーを活用すべきです。

ステータス バーの文字列を既定値に戻すには、Application.StatusBar = False を設定します。
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