ステイタスバーに途中経過を表示する

2019年9月26日

マクロで複数のファイルを読ませる場合、経過をステイタスバーに表示しましょう。現在の処理状況が分かるようになります。また、Excelの長所である入力の自由度の高さによって生まれる例外データによって途中で異常終了した場合には、 問題のあるファイルが分かりやすくなります。

●ステイタスバー表示
Application.StatusBar = “(" & ファイル件数 & “)" & ブック名 & “(" & シート件数 & “)" & シート名 & “読込"

ステイタスバーに表示
ステイタスバーに表示することで現在の処理状況がわかります

ExcelはそもそもGUIの表計算ソフトだったので、 メインフレーム的なバッチ処理は想定外だったと思われます。しかし、CPUの性能が進化し、今ではVBAの書き方をちょっと工夫すれば、昔の汎用コンピューターでおこなっていたようなバッチ業務もExcel単体で十分リプレイスすることが可能です。
筆者が80年代にコンピューター室に勤務していた頃は、JCLを起動したあと、COBOLのプログラムがコンソール画面に表示するメッセージでエラーの有無を確認して問題が無ければ、磁気テープに書き込んでいました。 Excelでバッチ処理をおこなうなら、コンソール画面に替わるものとして、ステイタスバーを活用すべきです。

Windowsのタスクバーにはマクロを起動したExcelファイルと、そこから呼ばれたExcelファイルが次々と表示されます。

ステータス バーの文字列を既定値に戻すには、Application.StatusBar = False を設定します。